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まず最初に考えたのはチームの目的と計画の作成でした。
「そもそも子供たちは何を期待してホッケーをしているのか?」ということを理解する必要があります。それとなく子供たちに聞いてみましたがこれといった気持ちをぶつけてる答えは得られませんでした。
ということは「漠然と練習し、漠然と試合に出て、必然として負けている」と理解しました。そこで私は密かに目標を立てました。
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目標その1:楽しく練習すること。 |
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ホッケーはなんのためにやっているのか?
それは楽しむためです。だれも意味無く厳しい練習に参加したくありません。目的が勝つことであれば厳しい練習も楽しくなりますが、「ただ楽しみたい」人には苦痛でしかありません。
子供たちからは積極的な勝ちへのこだわりが無い以上は、まずは「楽しさ」を前面に練習することを心がけました。 |
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目標その2:一度はどこかの大会で優勝すること。 |
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それまで私たちのチームは優勝経験が1度しかありませんでした。
私が面倒を見るからには一度は優勝して気持ちいい思いをさせたいということで目標に入れました。でも、これは私のエゴかもしれませんね。 |
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目標その3:全国大会に参加すること。 |
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年間を通しての活動の集大成として年度末の3月にある全国大会の出場は、年間目標にうってつけでした。このときは漠然と全国大会を目標に据えていました。
過去にも何度か全国大会には出場したことがあるのですが、1勝もしたことがなかったので参加することを目標としました。後に予想外のできごとが待っているとはこのときは想像だにしていませんでしたが。 |
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以上、3つの目標を抱き、いざ子供たちの待つ体育館へ。
ここから2年間の子供たちとのドラマが始まったのです。 |