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練習にはその練習により期待される効果、目的があります。その練習をすることで強化する対象は何かを考えます。強化したい部分を単純に練習するのではなく、どうすれば遊びの要素を取り入れて楽しく強化できるかを考えました。
どんな練習も楽しく行えば、自然に前向きに子供達が練習すると考えたからです。何事もいやいややるのと気持ちが入ってやるのでは大違いですからね。
ここではボールを正確に強く打つことができない場合にどのように強化するかを例にあげます。
○一般的には
正確に強く打つためにシュート練習やパス練習を行う際にそれを意識するようにアドバイスします。
また、打ち方を個々人に指導したりするでしょう。
○私の場合
次のようなミニゲームを行ってみました。
@コートのセンターラインにパイロンなどでタワーを作る。
Aコートの両端に5名づつ並ぶ。
Bみんなでボールを打ちそのタワーを崩すまでの時間を競争する。
いうなればホッケー版の「玉入れ」です。
こんな単純なミニゲームでも、
早くタワーを倒すためには正確にタワーを狙い、強いボールを当てなければなりません。
また手数を増やす必要もあるでしょう。
それは子供達が自然に自分なりに工夫し獲得していきます。
子供達は夢中でミニゲームを行い、気づいたころには正確で強いボールが打てるようになっています。
つまり自然と監督の期待することを練習に取り入れたことになります。
監督は盛り上げ役を買ってでます。
タワー崩壊までのタイムを計ったりして1回目からだんだん短くなってきていることをアピール。目標値を設定してそれを意識させます(例えば60秒を切れるか〜?なんて感じで)。どのようにすればもっと早く倒せるかを自分達で考えさせます。
これってホッケーへの取り組みの縮図ではないでしょうか?
試合に負けて、課題を整理、目標を設定して、練習をし、次の試合に臨む。同じサイクルですね。
自然と問題解決の練習にもなったりします。
ポイント1:どのようにして練習に主体性を持って参加させるか? |
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